きみとまた、屋上で



「律希、足痺れた」

「あ、ごめんッ」

隣に座り直す


「なんか、
付き合うまえ思い出すね」

あのときは、
太陽が寝てて

毎日毎日話しかけて

補習になって

太陽が待っててくれて

すきなの?…ッて

私の名前、
覚えてなかったのに笑



「律希、」
「ん?」
「すき」


え………


「なに泣いてんの」

だって、


初めてだよ


すきッて言ってくれたの





「私も!!!」













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