きみとまた、屋上で


ッて頬をつねる

「お前、ガキみたいな」

「ガ……」


ガキ……ッて
ガキッて何歳まで?

あーもーへこむー笑


「いきなり黙んなよ」

「さっきうるさいッて
いったくせにー」

ッて横目でみる
でも木内くんは見向きもしない



「木内くん、」

やっぱ返事は帰ってこないか


「あしたも来てね?」



それだけいって
屋上をでた

なにか、始まる気がした
変わる気がした

あしたも会いたいッて
思ったから






「斎藤ー」
「んぁ?」


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