Secret LOVE〜秘密×恋〜

*藍 side*


龍に彼女がいるって知ってから数日...


あたしはモヤモヤしながらも、龍と連絡を取ってた。


最近では、トモが彼女と堂々と歩いたりしてるけど...


まだ、あたしには笑って｢よかったね｣なんて言えるわけなくて...


トモはもぅ、あたしのこと『元カノ』としか見てないって現実に、いつも泣いてた。


トモは学校で会った時とかに、普通にあいさつしてくる。


｢よっ!!｣って向けられる笑顔は付き合ってた頃となんにも変わらなくて...


笑顔であいさつを返したあと、必ず涙が止まらなくなるんだ。


そんなあたしのことをいつも傍で慰めてくれる未来には、本当感謝しきれないね...



───ﾌﾞｰｯ ﾌﾞｰｯ

｢メール??龍...。｣


『お前、今日の放課後ヒマ??』


『うん。ヒマだょ☆』


『まじで??ぢゃぁちょっと話そうぜ!!』


『...わかった!!』


『放課後、チャリ置き集合。』


『了解☆』





龍...彼女はいいの...??

どうしてあたしにかまうの...??




...でも、嬉しかったんだ...