空唄




その内、シンがあたしを
好きだという噂が出た。

もちろんあたしの耳にも
その噂は入ってきた。



色んな人から、
「宮野さん、シン君のこと
好きなの!?」と
尋問のように聞かれた。




両思いだったらマズいと
思ったんだろう。


そのせいで一時的に
シンとは気まずくなったが
すぐに元に戻った。






「きっと、ずっと
好きでいてくれる。」





初めて恋をした人で
初めて信じようと思った。



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