空唄




その話は、女子の中で
強いグループにも知られ、

暫くあたしは
嫌がらせされ続けた。




いや、今思えば
あれはイジメのレベル
だったかもしれない。




罵声を浴びせられ、
突き飛ばされ、
上履きはなくなり、
下駄箱には手紙。





でも一番嫌だったのは、
突き飛ばされて


「お前はもう
飽きられたんだよ」

という言葉だった。






もうアイツとは関わらない。
そう、心に決めた。



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