空唄
=*=*=*=
「じゃ〜ね、光。
あんまりイチャイチャ
しすぎるなよぉ〜??(笑)」
「しないわ馬鹿っ!
ありがとね、奏美。
気をつけて帰って。」
あたしは奏美とバイバイして、
永遠の学校へと向かった。
流石にこの時間となると、
暗くなってきたかも。
ぁ、今日ちょっと寒いな。
ベスト持ってくればよかった。
なんて、校門の前で
永遠を待っていたら、
誰かが近づいてきた。
永遠かな?とも思ったが、
どうやら違うらしい。
背も低いし、髪は長くて
男にしては細すぎる。
ああ、なんだ女の子か。
永遠の高校は女子が少ないから、
ちょっと珍しいなとも思ったけど
あたしはすぐに
携帯に目を戻した。
…ん?(-ω-)
何か、あたしの方に
向かって来てないか?
「すいません、
宮野光さんですか?」
「…へ、?」