空唄



顔を上げると、
あたしの右後ろに
女の子が立っていた。


ていうか…なんか…
睨まれてない?





「ぁ、はぁ…そうだけど…
失礼ですが、どなたで…?」




バチィィィンッ!!





「はうっ!??( ̄□ ̄#;)」


誰かと聞いただけなのに、
何故かおもいっきり
ビンタをくらった。


ちょ、これ全力やろ!
瞬間的にもろには
当たらないようにしたものの、
結構痛いよ!??




「泥棒猫!!」

「は?」

「永遠に近づかないで。」



…あ〜、なるほど。
大体予想はついた。

永遠の元カノってとこか?
それか永遠のことが
好きな子とか。




「どういう意味?」

「アンタの、アンタのせいよ!
絶対に渡さないから。」




そうあたしに怒鳴り散らすと、
女の子は走って行ってしまった。



渡さないて…
もう付き合ってるよ。
何があたしのせいなんだろ。


あ〜、面倒臭くなる
気がしてきた…(´・ω・`)萎






「光?」


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