空唄



ビックリして我に帰り、
後ろを向くと永遠がいた。



「どした?なんかさっき、
誰かといなかった?」




そう言って永遠は、
あたしの頭に手を乗せた。

普通のあたしだったら、
男にこんなことされたら
失神するところだ。



でも永遠は違う。
安心するし、
ずっとこうしてたいって
そう思える。





「…大丈夫だょ!何でもない!
部活お疲れさまっ(^^)♪」

「さんきゅ。
何も無いならいいけど、
喧嘩してなかった?」

「しっ…!してないしてない!
も-何を言ってますか中村くん!
あは、あはははは!!」

「明らか不自然なんだけど。
…っ!?何これ!
頬熱い!!」

「あ。」





永遠があたしの頬に触れた。
当然さっきの部分は
熱をもっているわけで、

あ〜…オワタ\(^O^)/
隠したの意味無し。




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