空唄
「…。」
ちょっと、この視線…
痛いよ痛いよ。
グサグサ刺さってるよ、
永遠さんイライラしてるよ。
「何があったの。」
あ〜…(´・ω・`)
もうダメか、こんなんじゃ
余計心配かける。
「と、永遠の元カノってさ…」
「さっきの玲奈か。
何言われたの?」
「ぇ、や。それは…」
「言-え。」
そう言って永遠は、
あたしの顔を
片手で左右から押しつぶした。
「ひ、ひいはしゅ…
(い、言います…。)
ひゃはらはらひへ。
(だから放して。)
いたた…。ごほんっ、
あのですね。
泥棒猫!
アンタのせいよ!
永遠に近づかないで。
絶対に渡さない。
だ、そうです。」
「…気にしないで。
放っておいていいから。」
「ね、ねぇ…伶奈、ちゃん?と
良くない別れ方した、の?」
永遠はあたしの質問を聞いて
数秒あたしと目を合わせると、
ため息をついて
「どっかで座って話そ。」
と言って、
あたしをニケツした。
―――初めて知る、
あなたの過去――――――