雪の華、君の香り、君ヲ想う
「ねぇ、いいでしょ?」


目をうるうるしながらせがむ。

計算しての行動じゃないから、
余計に可愛く見えるんだ。


「わかった。」


「ホント!?」


「ただし、成績次第や。」


「ええっー!!!」


「嫌ならええんやぞ?」


「もうっ!! 意地悪っ!!」


瑠香はぷくぅっと頬を膨らませた。





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