雪の華、君の香り、君ヲ想う
「も~い~くつ寝ると、
クリスマスぅ~・・・
あれっ? これ正月の歌だ!!」


そんな陽気な歌を歌いながら、
瑠香は校舎をスキップするような
気持ちで歩いていた。


「瑠香。」


「嘉美。」


「楽しそうやね?」


「うん、ちょっとねぇ~。」


「何よ、教えてよぉ~」


「どうしようかなぁ~」



瑠香は初めて友達ができた。
彼女の名前は、脇谷嘉美(ワキヤ ヨシミ)
瑠香同様に大人しい感じの女の子だ。







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