雪の華、君の香り、君ヲ想う
壊れ行く心・・・
次の日も、瑠香は目を醒まさなかった。


「真治、一度帰った方がいいよ?
体がもたないよ。」


佳奈は心配そうに真治に言った。


「いや、大丈夫や。
俺が瑠香のそばにおったらな
目覚めた時、そばに誰も
おらんかったら寂しいやろ?」


瑠香の親も仕事で夜しか来れない、
先生も佳奈も仕事がある。


だから俺がずっとそばにおったるんや。


いや、俺が瑠香のそばにいたいんや。


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