雪の華、君の香り、君ヲ想う
「俺はおまえが好きや。
どんなおまえでもええ、
俺は瑠香が好きなんや。」


「真治・・・」


俺は抱きしめていた手を緩め、
瑠香の顔を見た。



「俺は瑠香が好きなんや。」


そしてもう一度、
瑠香の顔を見てそう言った。


「真治・・・」


瑠香は涙目のまま大きく見開いた。


「瑠香・・・」


俺は微笑み、そしてまた
瑠香を胸に抱きしめた。






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