雪の華、君の香り、君ヲ想う
「瑠香、好きや・・・」


「そんな・・・
私はもう・・・私は・・・」


「今度こそ幸せになろう。」


「真治・・・」


「今度こそ、絶対・・・」


「うわぁぁぁー!!」


瑠香は大声で泣いた。
俺の腕をギュッと握り締めて、
俺の胸で、思い切り泣いた。


俺は冷たくなった瑠香の体を
強く抱きしめた。



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