雪の華、君の香り、君ヲ想う
そして瑠香は鉄成の前に立った。


「藤森さん。
私、やってみたいです。
心に響く歌を歌ってみたいです。」


瑠香の目は真剣だった。


「うん。」


「よろしくお願いします!!」


瑠香は深々と頭を下げた。



鉄成は瑠香の体を起し、
ポンっと肩を叩いて・・・


「一緒に頑張ろう!!」
そう言って笑った。


「はいっ!!」



今まで見たことのない笑顔・・・
瑠香の顔は希望に満ち溢れていた。






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