雪の華、君の香り、君ヲ想う
「瑠香。」


真治が瑠香のそばに来た。


「真治・・・」


真治・・・ありがとう・・・


真治がいたから私はここにいるよ、
生きる希望を持てたよ。


瑠香は数え切れないほどの
『ありがとう』
の言葉を、心の中で呟いていた。



助けてくれた真治、
愛を教えてくれた真治、
目標へと導いてくれた真治、


いつも見守ってくれた、
いつもそばにいてくれた、
私のかけがえのない人・・・


ありがとう・・・


瑠香は感謝と愛を込めて、
真治に今までで一番の笑顔で笑った。







< 245 / 304 >

この作品をシェア

pagetop