雪の華、君の香り、君ヲ想う
「ありがとうございます・・・」


瑠香はまた頭を下げた。




「では、後がつかえてるんで、
次に曲に行きます。」


瑠香はそう言ってサッと切り替え、
涙目のまま笑顔でおどけて見せた。



あいつ・・・


俺はそんな瑠香を見て笑った。



「次の曲は、私の大切な人を
想い書いた曲です。

いつも私を助けてくれた。
守ってくれた。

そして、どんな時も
そばにいてくれた・・・


大切な人へ・・・

聞いてください『やさしい色』」





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