雪の華、君の香り、君ヲ想う
瑠香にはもう俺は必要ないな・・・


みんなに囲まれ、
すごく楽しそうに笑う瑠香、
あんな笑顔見たの初めてや。


それに報道陣も付いている。


瑠香これからどんどん
這い上がっていく。


俺の出番はもうない・・・



なんかそう思うと、
急に淋しい気持ちになった。


「はぁーっ・・・

よかった・・・」



俺は風に舞うさくらを見ながら
ひとつ、そうつぶやいた。




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