雪の華、君の香り、君ヲ想う
「瑠香ちゃん、また来てるな。」


「はい・・・」


「真治、わかってると思うけど、
これ以上は深入りするなよ。」


「・・・・・」


「瑠香ちゃんはおまえに惹かれてる。
それもより深いところで。
あの子は今、真治に生かされているんだ。

おまえにその気がないなら、
これ以上は深入りするな。
あの子をまた傷つけることになる。」


「はい・・・ わかってます。」


「俺たちは医者だからな・・・」


「はい・・・」


真治は暗い顔で俯いた。








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