雪の華、君の香り、君ヲ想う
「はははっ、すまんすまん。」


先生はそんな俺を見て笑った。



瑠香への恋心・・・かぁ・・・


確かに心に傷がなく、
毎日をみんなと同じように
生きていたら。


きっと普通にやさしい子
だったんだろうなぁ・・・


けっこう可愛いし、
モテていただろう。


なんでいじめにあったんだろう・・・?


瑠香が俺に生かされている?
俺はそんなたいした人間じゃない。


俺がそう考え込んでいると、


「真治」


先生が悲しそうな顔で俺を見た。



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