雪の華、君の香り、君ヲ想う
そんなある日のこと、
いつものように学校を終えて、
西村先生の病院に行くと、
青白い顔をした男の人が
病院に入ってきた。


「こんにちは。」


佳奈は明るく話しかけた。


「あの・・・診察を・・・」


「はい、こちらは初めてですか?」


「はい・・・」


佳奈はやさしく問いかけ、
事務手続きをする。



「少し、座ってお待ちくださいね。」


「はい・・・」


男の人は長椅子に腰掛けた。







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