ガー ネ ッ ト ~不良少女の憂鬱~
まのんはケータイを置き、
顔を洗う。
「…、わかった?」
「何、全然聞いてなかった」
「先生たちにはちゃんと敬語を使って、
愛想よくするんだよ?」
「ああ、敬語なら昨日使ったから大丈夫。」
昨日の龍前朔と。
「まのんが敬語使うなんて…!
あたしの育て方が正しかったね☆」
「なんだそりゃ」
キッチンに行くと、
フライパンを取り出し、
油をひき、火をつけた。
「それと、海鮮高校行ったら、
まずは校長先生にあいさつしてね。」
フライパンの上に卵をわった。
ほかに、オーブントースターでパンを焼いた。