ガー ネ ッ ト ~不良少女の憂鬱~

戯れる魚






――――――
―――…‥



「オマエが蓮の女なわけね?」


朔が一連の流れを聞いて、言った。


「だから違うってば」


「ていうか、朔とまのんちゃんって知り合い?」



「あー、
となr…」


「いや、知り合いじゃない」


まのんの言葉を遮る。

どうして嘘をつく?



「なーんだ。」




「あのさ、片桐。」

と、真剣にツンツン頭の律は言った。



「なに?」



「蓮の言うこと聞いてくれないか?」


「なんでよ、アイツなんか」


「頼む!」



顔の前で手を合わせる。




意味わからない。





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