ガー ネ ッ ト ~不良少女の憂鬱~
さっきの屋上に行くと、
朔と、おそらく秋斗がいた。
棗「秋~っ はよ!」
棗は秋斗に駆け寄った。
秋「もう昼だけどね」
瞬間、
秋斗と目が合う。
秋「………。誰?棗の彼女?」
「ちが…」
棗「ああ、蓮の彼女。
今日転入してきた!
まのんちゃんって言うの。
今日から仲間♪」
秋「蓮に女ができるなんて、珍しいな」
「はあ…」
―――バタン…
扉が勢いよく、開いた。
棗「ははは!律ウケるっっ」
振り向くと、息を切らした律がいた。
うん。
何事にも全力投球、良いと思う。
律「まのん…ちゃん?
はい!」
そう言って、メロンパンといちご牛乳を差し出す。
棗「律がまのんちゃんだってー!!
はははっ
笑いすぎて腹いてぇ!」