ガー ネ ッ ト ~不良少女の憂鬱~
「あっ
まのーん!?!?」
姉ちゃんの声が部屋に響いた。
声でかっ
耳痛いわ
「なんでそんなテンション高いんだよ」
「まのんの電話、1週間ぶりだもん!!」
だもんって。
あんた24だろうが。
「…………今日、族やめてきたから」
しきり直してそう言った。
「…………。
そっか!よかった、よかった♪」
「今日、髪も染め直したから」
まのんは自分の黒くなった髪を触った。
「うん!
あ、そうそう。
タイガージャケットとか男っぽい洋服は全部捨てておいたから☆」