ガー ネ ッ ト ~不良少女の憂鬱~




パーティーなう。


やかましい。

自慢に聞こえる。



さてと。

まのんは段ボールを眺めた。


片付けるのは面倒だ。



よし、今日の夕飯を買ってこよう。


まのんは一人頷き、
部屋を出た。




「一人暮らしも面倒だ」



鍵をかけていると、
隣の家のドアが開いた。





――――…挨拶…?




4文字が宙に舞い、

言葉にしてみる。



「あの…っ…」


相手は高校生くらいの男。

かなり背がでかい。





「誰?」








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