俺様王子のきまぐれ
『見て!!こっちに来たよ!!』

「ふ〜ん。」

と言いながらチラッと廊下に目をやると、1人のチャラ男(←勝手につけた)と目が合った。

だけど、興味もない私はその視線を逸らした。

『…!!』


『ちょっと!!今、美妃目合ったでしょ!?なのになんで逸らしちゃったのよ!!』

「そんなこと言われても。別にどーでもいいし。」

『はぁ!?美妃マジで言ってんの!?』

これは本心。あんな奴興味ないし、第一あの2人のことなんて良く知らない。

それに、あんなにモテてると、ファンクラブとかありそうだし、関わるとロクな事がない。


『あーあ。行っちゃった。』


あの2人が居なくなった後はみんな

『いつ見てもカッコいいよね〜。』

と、うっとりしている。
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