俺様王子のきまぐれ

呼び出し

次の日、私達はいつも通り学校に登校。そして、いつも通りに過ごすはずだった…


『本城さん。ちょっといいかな。』

「はい?」

準備中に呼ばれ何かと思って行くと、1人の男子生徒がいた。

『今日の放課後、中庭に来てくれる?』


「え?何か用事ですか?」

『あぁ、まぁそうだね。』


「分かりました。じゃあ、放課後行きますね。」

『うん。じゃあ、また放課後に。』

(爽やかだなぁ。)

と思いながら教室に振り返ると、スゴい形相の紗月が立っていた。

「な、何?どうしたの?」

『どうしたの?じゃないでしょ!!』

「へ?」


『さっきの超爽やか少年は誰!?』

「なんか放課後用事があるからって中庭に呼ばれたぁ。」

『呼ばれたぁ。じゃないわよ!!あれ絶対告白よ!!』

「えー!?私会った事もないよ!?」

『あんたは可愛いから一目惚れってのがあるのよ。』
< 5 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop