君のとなり







「ちょっ・・・と、あんた!




「ごめん。私は呉羽。芹沢呉羽だよ」




ちょっと呉羽!?」










うるさいよ。


邪魔だってことが分からないかな?







やっぱいらないね、美佳は。









「私は安平 泉〈ヤスヒラ イズミ〉よ。よろしく」



「うん。よろしくね」







私がそういった瞬間、少し泉の瞳が開かれた。




しかし、それもすぐに戻る。






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