朝陽




「うらァァァァァ!!!みっくんタッチィィィ!!!」


「ひぎゃああああああ!!!」



鬼の形相で男の子のうちの一人を捕まえる。


鬼はみっくんという人に代わる。


あれ?みっくん?みっちゃん?どっち?ま、いいや。



「ね、ケダモノでしょ?」


「ほ、本当だ・・・!」


総司と日向君の会話なんて聞こえない。





その後、夕方まで遊び続けた。




「あー。腰いたい・・・久しぶりにあんなに走った・・・」

「智咲さんの場合爆笑しすぎでしょ。」

「でも楽しかったー!ありがと、お兄ちゃん。智咲。」



みっくんこといじめっ子3人組とも別れて、温泉旅館へと戻る。



「あ、飴あげる。いちごみるくだよ~。はい、どーぞ。」

「ありがとー!」

リュックから飴袋を取り出して日向君に渡す。


「総司もう口移しとかしないならあげる。」

「もうしないに決まってるじゃないですか~」

「くち・・・?!」


日向君の顔が真っ赤になる。



「んじゃああげる。はい、どーぞ。」


「どうも。」


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