朝陽
「ううん、大丈夫、総司!!総司ーー!!」
「呼びましたかー?」
ひょこっと顔を覗かせる。
あ、可愛い・・・!
「えとね、刺身!あーんってしてあげる!口あけて!!」
「嫌ですよ恥ずかしい。」
「駄目だよ?これが恋人同士の営みなんだから・・・!!」
箸でつまんだ刺身を総司の口へ持っていく。
平助は本気でひいてたけど気にしない!!だってみんな互い互いにおしゃべりしてこっち全然見てないんだからいいじゃないか!!!
「じゃあ私がやってあげますよ。」
「ほんと?!」
「本当です。あーんってしてください。」
「あーん。」
口をあける。
口の中に入ったのは刺身と総司の舌だ。
「・・・んっ?!」
刺身の味が口の中に広がる。
「・・・っふぁ!・・・っふ!」
とぎれとぎれで必死に呼吸をする。
顔がくらくらして何も考えられない。
足ががくがくする。
やっと口が離れたのは、5分後。
「・・・っぷは!!はぁ・・・ッはッ・・・何すんのさ!!」
「何って・・・あーんってしてほしいっていってましたから。」
「そういう問題じゃないー!!!」