朝陽
「・・・なんでよりによってこの部屋に・・?」
「ここは女の人の部屋らしいですよ。」
「・・・おい、そこで寝かされたのか私たち。」
「はい。今頃平助はうなされてるんでしょうね。」
平助へと視線を移す。
そして総司へと視線を移す。
「・・・お祈りしよう。平助、安らかに成仏してください。」
「まだ死んでないからーーー!!!勝手に殺さないでよ?!」
いきなり起き上がって平助は叫ぶ。
額には脂汗が浮かんでいる。
相当うなされていたと思える。
「うわっ、悪霊だ。」
「違うから!!!」