朝陽



「今さっきすぅちゃんさんがカラオケで98点出したんですよ?!プリキュアで!!!」

総司興奮気味。
って


「すげえなオイ!!!」


「おねえちゃぁああん!見ててくれた?私の勇姿。かっこよかったでしょ。今ならお姉ちゃんを絞め殺せる気がする。そしたら私も死んであの世で一緒に暮らすの。」


ぎゅうとすぅちゃんが私を抱きしめる。


「って嫌ァァァァ!!何さり気に怖いこと口走ってんの?!ヤンデレ?!ヤンデレっすか!でも受け付けない!私はツンデレ派なの!!」


「そしたら私何にでもなる!お姉ちゃんも私のためなら死ねるんだからね!ていうか死んで?」


「ヤンデレ要素消えてねェェェェ!!『だからね』つけてもヤンデレはヤンデレ!ていうか私一曲も歌えてない!」



すぅちゃんを引っぺがし、なんか曲入れるのっぽいので曲を送信。


「なんて曲にしたんですか?」


総司が笑顔で話しかけてくる。
その姿にときめきつつも、答える。


「ええっとね・・・『さそり座の女』」


「・・・趣味わる「くないよねェェェ!!!いい曲だもん!!聞いてて惚れ惚れするもん!美川憲一歌手道極めてるよねェェェ!!」


「なんでその曲にしたんですか?」


「・・・好きだから。」


「智咲さんの趣味うたが「わないよね!!!いい曲だから!!!」


あああ!疲れた!ボケる側になってみたい!ツッコミはこれだから嫌だ!!



「あ、智咲さん入りましたよ。」


「え、もう?」


「はい。斉藤さんの『あんぱんまんまーち』」


「私じゃないんかい!!ていうかこどもっぽ!!斉藤さんこんな趣味あったんですか?!」


「・・・『ちーず』が大好きだ。」


「とんでもねぇ脇役だな!!たって歩くよ?!人語通じるよ?!それでもすきなの?!」





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