朝陽






「総司決定・・・あと3人。」


「私は平助を選出します。コスプレ内容は「ゴスロリ猫耳」


総司が言う前に私が喋る。


「えええええ?!!?嫌だあああ!!!」


平助が全力で否定。
斉藤さんが黒板に『藤堂(ゴスロリ猫耳)』と書く。


平助の叫び声。




「ちょ、何勝手に決めてるんですか。」


総司にまたほっぺをつねられる。


「いひゅあっ!!らっへひゅおひのひょすふれひめはへてくれなはっはんらもん!!」


「ちゃんと喋ってください。」


「ひゃべれねぇぇよ!!」


叫ぶと総司は頬を離してくれた。

ああああ!ほっぺが!!


「で、何ですか?」


「だって総司コスプレ決めさせてくれなかったんだもん。」


「智咲さんなら絶対嫌な内容なすりつけるからです。」


「じゃあ自分がゴスロリになるか、平助にならせるか、決めてよね!!」


「平助のゴスロリ賛成です。」


よっしゃアアアア!!



平助はもう撃沈。





沈んでます。沈みようがないくらい沈んでます。


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