朝陽
朝のHRは終わり、午前の授業もあっというまに過ぎて今はお昼休み。
春ちゃんと冬ちゃんと私とすぅちゃんで机をくっつけあって仲良くご飯中です。
朝買ったパンをほおばる。
アンパン、絶妙。
「そおいえば、なんですぅちゃんコスプレ大会出なかったの?」
春ちゃんがお手製弁当の卵を口に入れながら聞く。
「ふぇ?私はお姉ちゃんのコスプレ姿見るだけで充分なの。いつも巫女服着ててコスプレみたいな感じだから、コスプレ飽きたの。」
なるほど、一理ある。ていうか見てるだけで充分じゃないでしょいつも。
「でもでも、平助君と変わってもらったら?新しいコスプレもいいかもよ?」
コーヒー牛乳を飲んでいる冬ちゃんが聞く。
「ん?私はお姉ちゃんの服を作る係なの。他の誰にもお姉ちゃんの3サイズは測らせない・・・!!」
「そっちが本当の理由か!!」
「えへへへ・・・ゆっくり測ってあげる・・・。」
「いやーーーー!!」
すぅちゃんのわきわきとした手を振り払い、最後の一口のアンパンを食べる。
かしゃん
「あ、智咲ちゃん。そっちにフォーク落ちちゃった。拾ってくれない?」
「うん、いいよー」
赤いリボンをつけた猫柄のフォークを拾おうと屈む。
ひらり。
「へぇー。今日のパンツは水色と白のしましまパンツ?」
私が屈んだ隙にスカートを持ち上げたのは、左之。