朝陽



「いじめですか?!絶対これ集団リンチですよね?!」


「被害妄想強いなお前」


土方先生が本気で睨みつけてきますー。



「本気で教育委員会にうったえますよ」


「お前にそんな力があるとは到底思えない。」


「どういう意味?!」



「いいから席座れ」



背中を押されていやいや席に戻る。


納得いかねぇ!



「あー全員席ついたかー。・・・休みはいない、と。今日から3年だ。やんちゃな真似とかすんじゃねぇよ。呼び出されて面倒なのはこっちだから。あーそれと巫女服学校に着てくるな。早速呼び出されてぇのか」


「これ着てないとお姉ちゃんと区別がつかないんだもの。」


「黙れ偽姉妹」


面倒くさそうに土方先生は言う。



本当に教師かてめー。言動が教師って思えないんですけど。すぅちゃんめっちゃ土方先生にガン飛ばしてんですけど。




「あーとりあえず始業式すっから廊下にならべー。出席番号順な。」



みんなぞろぞろと教室を出て行く。





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