朝陽
「で?今から楽しむ気はァ?」
「ないッス!!!」
高杉が私の顎を掴んで、顔を近づける。
「・・・あァ?」
ものすごいキツイ睨みが間近。
「・・・すんませんけどないッス。」
「・・・ていうかてめェ、学年いくつだァ?」
「3年です。もしかするとの同年代か年下ッスね。」
「・・・はァ?1年じゃねェの?」
「はい。見た目よく幼く見られがちですけど、違うッス。」
あれ?私同年代or年下に何敬語つかってんの?
「へェ・・・。タメにはみえねェな。」
「失礼だな。」
「でェ。んだその変わった服はァ。」
あ、まだ着替えてなかった。
「和服の猫耳ッスよ。にゃんとか言ってあげようか?」
「・・・うぇ。」
「んだコラァァアァ!!てめぇ人に対して失礼なんだよ!!一回アニメ声でにゃんとか言うぞ?!」
「・・・言ってみろォ」
「・・・にゃ、にゃん☆」
高杉は顔を手で覆ってそっぽ向いた。
「・・・え、そんなに駄目でしたか?!そんなに気持ち悪かったですか?!」