朝陽
「全員集まったらバスのれー。」
土方先生の言葉でみんなバスに乗り込む。
今から、温泉旅行に出発します。
これも、平助のおかげ。
平助曰く。
「別に僕はとりたくてこんな賞なんか取ったんじゃないし。」
でも、感謝感謝。
2泊3日って豪華すぎるよね。
パンフレットには、気持ちよさそうな温泉、豪華な料理・・・。
想像するだけでヨダレが止まりません。
「学校も奮発したよなー。クラス全員温泉旅行なんてさ。」
「だよな。でも人数が人数だし、これで妥当なんじゃないか?学費も結構高めだしさ。」
「そうだよな。学費で行ってるようなもんだし。でもお得、お得。」
しんぱっちーと左之が隣で雑談。
私の隣は、平助。
「なんで平助なのォォォ!!!総司がよかったのにィィィ!!!」
「は?!僕だって嫌だから!席交代してほしいんだけど?!」
「おねえちゃーーん!!私お姉ちゃんの隣がいい!」
土方先生が無理矢理平助と隣にさせたのだ。
私は総司と隣がなりたかった。
平助も総司と隣になりたかった。
すぅちゃんは私と隣になりたかった。
結果、みんなで口論。
土方先生激怒。
結果、
私と平助、
すぅちゃんと斉藤さん。
総司と冬ちゃん。
春ちゃんと土方こんにゃろー。
「いやァァァァァ!!冬ちゃんに総司盗られるゥゥゥゥ!!ああ!冬ちゃんの目が!!!!ハートになってるゥゥゥゥ!!!」
「っるっせぇぇぇぇ!!!」