朝陽
「なんか楽しかったねー。」
ほくほくとした春ちゃんと冬ちゃんの顔。
「うん、いいことだらけだよ。」
何故か防水カメラを持ったすぅちゃんはほくほく笑顔。
「・・・疲れた。」
頭に猿蔵を乗せて歩いている私。
「なんだかんだいって猿蔵になついてもらってるじゃないの。」
冬ちゃんはにこにこ笑顔。
「猿蔵いつまで着いて来る気?」
「うきゃ」
「『地獄の果てまでも着いていってやんよ』だってお姉ちゃん。」
「なんで猿語わかるの?!」
「そういえばもうすぐ昼食ね。」
私を軽くスルーして春ちゃんが腕時計を見る。
え、泣いていいですか。
「お腹減ったー」
「んじゃあ昼食行こうか。」
確かバイキングだったような。