朝陽




「うをー!動けねェェェ!体が!体が重い!!」


「がんばってください。」


そういって総司は笑うばっかり。


誰か助けて!!!







「・・・智咲、なんだその腹は。」


「この声は・・・斉藤さん!助けて食べ過ぎて動けないのー!」


「・・・部屋まで連れて行ってやる。」


「本当?!・・・ひゃ!!」



まさかの斉藤さんにお姫様抱っこ。


「えええぎゃ?!重たいからいいーー!!!」


じたばたと暴れる。


「そうです。智咲さんは私が持つので。」


「え?」


ひょい。



気がついたら斉藤さんの腕から総司の腕に移っていた。



「え?ええ?」


「・・・そうか。」


そういって斉藤さんは部屋へ戻っていった。



「んじゃあ、行きましょうか?」


「え、でもさっき・・・!」


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