朝陽
公園。
「うはー!やっとついた!」
「ここら辺の町は複雑ですもんねぇ。」
公園には、子供の声も聞こえてくる。
「おい!なんか喋れよ!!」
「ぎゃはは!何もしゃべらねーとかくずだろ!!」
「外人!!髪の毛の色なんとかしろよ!!」
なんか・・・いじめてね?
子供たちの声がするほうへと近寄る。
「何してんの?」
「うわっなんだよお前!あっちいけよ!」
「なーにしてんのかな?」
「べべべ、別にお前なんかに関係ねぇよ!!」
「答えないと・・・」
ガシッ
ボスらしき男の子の脇に腕をいれ、肩を掴む。
「な、なにすんだよ!!離せよ」
「うりゃああああああ!!!」
思いっきりその状態のまま回転。
「ぎゃあああああ!!!」
すごい速度で回り、男の子の足が宙に浮く。