余命1年の彼女
今・・・そういう気分じゃないのにな・・・
「・・・」
『え、何?都合悪い・・・?』
「えっ!?いやっつ、そうじゃなくて・・・」
『そうじゃなくて?何?』
言ったほうがいいのかな・・・?
修也・・・どんな反応するんだろう?
「・・・」
『・・・なんかいつもと違うよ?なんか・・・あった?』
「・・・なんでもないよ。」
『じゃあ、昼からいけるかな?』
「ごめん・・・今日はそういう気分じゃないや・・・」
今修也に会ったら・・・どんな顔していいのか分からない・・・あのこと・・・話したほうがいいのかな?
でも・・・
「ねぇ。修也・・・もし私が一年後に死ぬとしたら・・・どうする?」
『え・・・何?急に・・・』
二人に沈黙が走った。その沈黙を破ったのは私だった。
「へ、変な事聞いてごめんね!?じゃあ、また学校で・・・」
『あ・・・あぁ・・・じゃあな・・・。』
《プツ・・・》
「はぁ~!!!!・・・」
ボフンとベッドに力なく倒れた。
一年後・・・一体私達はどうなっているんだろう?
別れている?ちゃんと愛し合っている?
未来のことなんて分かんない・・・ちゃんと・・・今を生きなきゃ・・・