私のご主人様。
メイド…ってどうゆうこと?


「ねぇ、子猫ちゃん?分かってるよね?」


ほほ笑む、私のご主人様。


その笑顔が怖く見えるのは…


私だけ??




「この俺が拾ってあげなきゃ、子猫ちゃん。

 死んでたかも…しれないんだよ?」



首をかしげて、聞くご主人様。


私は、返事をするしかない。


「…はい… 分かってます…」


近づいてくるご主人様。


私は逃げることは許されない。



「んじゃ、拾ってあげたお礼…するべきじゃないのかな??」



「…お…れい…ですか…」


細くきれいな指で、私の首筋をなでる。



ご主人様は、顔を近づけて


耳もとでささやく。



「例えば…  キスとか…?」









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