永遠の時を君と刻む
俺は中学時代、俗で言う「不良」だった。
ひときわ目立つ金色の髪の毛。
耳につけている大量のピアス。
学校はほとんどサボっていたし、悪い連中と悪いことをたくさんした。
そのおかげで、ある事件が起こり俺は大切なものを失ってしまった。
それから生まれ変わろうと、必死で努力した。
完全に変わったのは中3の秋。
髪は黒に染め、ピアスもつけず、受験勉強もひたすら頑張った。
今から勉強しても遅いと分かっていたが、それでも高校には行きたかった。
あの事件が起きて、大切なものを失い、たくさんのことに気づかされ、俺は変わった。
―そして決意したんだ。
普通の高校生で、普通に遊んで、普通に勉強して、普通に過ごしたい。
それが俺の望みだ。
今日から、高校生。