天秤の鏡界

「…うーん……
なんだろうこの鏡さん…」


優衣は鏡をのぞき込んだり
触ったりしている



その時
…スッ………

鏡に人影が見えた


「…へっ…!?」


優衣は慌てて
後ろを振り返る


「…嫌だなぁ…
何もいないじゃん……」


優衣は苦笑いを浮かべ
もう一度鏡を見つめた




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