愛したくて・・・・
教室に入ると、エリカちゃんの周りを
複数の人が囲んでいた。


エリカちゃんの顔を見ると泣いていた。


エリカちゃんを囲んでいた生徒は
私に向かって
「どろぼう猫」
「最低な女だな」


なにを言ってるのか訳が分からなかった。


言葉がなかった私は個室のトイレに逃げた。
でも、私がトイレに行くのを分かっていた様に
急に上から液体が振ってきた。


「なにこれ??水じゃない・・・・
まさ・・・か・・・・油・・・・・?」


その時、トイレに足音が聞こえた。


「愚か者!!」



この声は、エリカちゃん??


まさか、エリカちゃんが・・・・・・


「これ以上、春樹に近づかないで。
春樹は私の許婚よ。」



許婚??なにそれ??
春樹先輩とエリカちゃんが??



頭が混乱しすぎて、私はその場に
倒れてしまった。



目を覚ますと、そこは保健室だった。



横に誰かいる・・・・・・


「は.....はる...春樹先輩??」
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