Memory

潤はその事を知ってるから
学校を抜け出せなんて
言うのは珍しい。

つーか初めてだ‥。


俺は潤のことを
できる限り考えないで勉強に取り組んだ。

そして翌朝。

『ごめん。今日学校休むから先生言っといて』

祐介にメールを送って
ベッドに寝転んだ。

そういや、祐介には潤の病気の事‥
言ってねーな‥。

今までは旅行、風邪、サボリとか、変な理由つけて誤魔化してたけど‥そろそろ限界かもな。

祐介‥本当のこと知ったらどーなんだろ。


絶対泣くよな。


だって俺ら3人はずっと仲良かったのに‥
それに祐介は潤のこと
弟みたいに可愛がってたんだ‥

---♪

『了解!最近潤も休んでるし風邪には気をつけろよ』


風邪‥か。
今の潤にはその風邪が命取りなんだよ‥

そんなこと考えてねーで
勉強しねーと‥。


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