クロネコ彼氏
「わたし、黒川くんと付き合う事になっちゃった!」
「……黒川?」
「うん!そうなの!」
目の前にいるのは和。
小学校の時から性格は真逆だけど仲が良くて、
今じゃ、親友。
「どーせ白昼夢でも見たんでしょ?」
「……」
……だって、思いたい。
「私だって信じられないけど本当なのっ!」
さすがにムッときて机を叩いて、叫ぶ。
確かに自分でも信じられないけど。
白昼夢、は酷いよ!
「……え? もしかして本当?」
わたしの剣幕に「マジで?」みたいな顔をして聞く和。
そ、そんな
この世の終わりみたいにみたいに聞かなくてもいいんじゃ……