通りすがりのイケメンさん

「･･･」

「で、なんで」

「･･･いや」

「なに」

「･･･別に」

「言ってよ」

「いやいいっｔ「言って」

おぉ、思ったより低い声出たな。

ちょっと怯んでるし。

「･･･大人っぽいな･･･と「え?!聞こえない!!!」

「･･･大人っぽいって思ったんだよ･･･!」

「･･･は?」

「だから「いや聞こえたけど」

「じゃあ何」

「･･･いや、以外だなーと思いまして」


立ったままだったから、ベットに寄り掛かるようにして

足を伸ばして床に腰を降ろした。


「以外ってなんだよ」


神崎優輔もあたしのとなりに座る。


「いや、神崎優輔でも

そんなこと言えるんだなーと思って」

「いや、･･･まぁ。

なぁ。フルネーム、やめねぇ?」

「へ?」

「だから、神崎優輔って」

「あぁ。だってなんて呼んでいいのか

分かんないんだもん」

「あぁ」

「年上だし、呼び捨てにするわけにはいかないし」

「まぁ」