通りすがりのイケメンさん
近所の人かな・・・
あたしなんかに気付きもしない。
まぁ暗いし。しょうがないと思うけど。
と思った矢先。
足音が聞こえる。
しかも近づいてきてる。
そしてあたしの前で止まると・・・
「おい」
声を掛けられた。
「・・・」
あたしに話しかけていると分かっているが、
知らない人とはあまり話したくはない。
あたしが顔を上げないでいると。
「おい」
静かなこの場所に、低い、だけど綺麗な声が響いた。
あたしは声の主がどんな人なのか見てみたくて、
思い切って顔を上げた。
「・・・!!!」
「1回で顔あげろ」
そこにいたのはただのイケメン。
イケメンはあたしにずいっと顔を近づけてきて。
「こんなとこで何やってるんだ」
その整った顔であたしに質問をした。
「・・・家出」
「・・・そうか」
イケメンは原チャリをそのままに、
あたしの真正面に腰を下ろした。
「家は」
「・・・・・・歩いて5分」
「それは家出じゃない、散歩だ」
「・・・あたしにとっちゃ家出なの・・・」
少し不機嫌そうにいうと。
あたしなんかに気付きもしない。
まぁ暗いし。しょうがないと思うけど。
と思った矢先。
足音が聞こえる。
しかも近づいてきてる。
そしてあたしの前で止まると・・・
「おい」
声を掛けられた。
「・・・」
あたしに話しかけていると分かっているが、
知らない人とはあまり話したくはない。
あたしが顔を上げないでいると。
「おい」
静かなこの場所に、低い、だけど綺麗な声が響いた。
あたしは声の主がどんな人なのか見てみたくて、
思い切って顔を上げた。
「・・・!!!」
「1回で顔あげろ」
そこにいたのはただのイケメン。
イケメンはあたしにずいっと顔を近づけてきて。
「こんなとこで何やってるんだ」
その整った顔であたしに質問をした。
「・・・家出」
「・・・そうか」
イケメンは原チャリをそのままに、
あたしの真正面に腰を下ろした。
「家は」
「・・・・・・歩いて5分」
「それは家出じゃない、散歩だ」
「・・・あたしにとっちゃ家出なの・・・」
少し不機嫌そうにいうと。